だからそっちの"好き"じゃない!
昼休み

「優…「優ちゃん」

流可が教室にきて私を呼ぶと

同時に陵君が私を呼んだ。

「え、えーと…「優ちゃん、食堂ってどこ?今日買わなきゃなんないんだよね」

私が戸惑っていると

陵君がそう言って

チラッと流可の方を見る。

「あ、えーと、じゃあ一緒にいく?」

そう言うと陵君は笑みを浮かべた。

「…うん。ありがと優ちゃん」

「どういたしまして。
今日のお礼だよ」

「そっか、じゃあ…行こ?」

そう言って陵君が私の肩に手を乗せる。

「あ…う、うんっ、行こっか」

私はそう言って流可のいる教室のドアまで。

「ごめんね流可、ちょっと行ってくる」

そう言うと、流可は私とは

視線を合わせずに頷いた。

「えっと…じゃあまた後で」

私はそう言って教室を出て、

陵君と一緒に食堂に向かった。
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