だからそっちの"好き"じゃない!
「…で、優奈。お前は今日デートに行くのか?」
そう言って鬼のような形相で
聞いてくるお兄ちゃん。
「お兄ちゃん顔怖いよ?
私今日はスイーツ食べに行くの」
「そーかそーか!スイーツか!可愛いな〜!」
そう言って私の頭を撫でるお兄ちゃん。
…そう、お兄ちゃんはシスコンです。
中学になるまで
お兄ちゃんがシスコンっていうのには
気づかなかったんだけど、
ある日友達が遊びに来て、
「お兄さん、シスコンなんだね」
って言われて気づいた。
…重度のシスコンらしい。
「優奈、準備できた?」
「うん、待たせてごめんね?
行こっか」
そう言って流可が差し出した手を握ろうとすると…
「…おいコラ、なにちゃっかり手ェ繋ごうとしてんだ?」
「…スミマセン」
スパッと切られてそれは無くなった。
「じゃあ行ってくるね。
お兄ちゃん大学何時から?」
「ああ、午後からだ。
鍵持っておけな?家入れないぞ〜」
「はーいっ」
私はお兄ちゃんに言われた通り鍵
掛けから鍵を取って家を出た。
そう言って鬼のような形相で
聞いてくるお兄ちゃん。
「お兄ちゃん顔怖いよ?
私今日はスイーツ食べに行くの」
「そーかそーか!スイーツか!可愛いな〜!」
そう言って私の頭を撫でるお兄ちゃん。
…そう、お兄ちゃんはシスコンです。
中学になるまで
お兄ちゃんがシスコンっていうのには
気づかなかったんだけど、
ある日友達が遊びに来て、
「お兄さん、シスコンなんだね」
って言われて気づいた。
…重度のシスコンらしい。
「優奈、準備できた?」
「うん、待たせてごめんね?
行こっか」
そう言って流可が差し出した手を握ろうとすると…
「…おいコラ、なにちゃっかり手ェ繋ごうとしてんだ?」
「…スミマセン」
スパッと切られてそれは無くなった。
「じゃあ行ってくるね。
お兄ちゃん大学何時から?」
「ああ、午後からだ。
鍵持っておけな?家入れないぞ〜」
「はーいっ」
私はお兄ちゃんに言われた通り鍵
掛けから鍵を取って家を出た。