だからそっちの"好き"じゃない!
♡なかったことにしたいんだ
優奈side
…結局一睡もできなかった。
のろのろと起き上がって制服に着替える。
流可のことを考えて、
その度にあの苦しそうな声を思い出して…
…ああ、もう考えるだけで苦しい…
っていうか私、
今日どんな顔で流可に会えばいいんだろ?
…というより…
顔を上げて鏡に映る唇を見る。
…どうして流可は…
キスなんてしたんだろ…
…あと私はなぜ思わず引っ叩いてしまったのか…
ただ走り去っただけだったら
もう少し気が楽なものを…
…いや、やっぱりそんなこともないか…
私は鏡から顔を背けて鞄を持ち、
いつもの時間に家を出た。
…結局一睡もできなかった。
のろのろと起き上がって制服に着替える。
流可のことを考えて、
その度にあの苦しそうな声を思い出して…
…ああ、もう考えるだけで苦しい…
っていうか私、
今日どんな顔で流可に会えばいいんだろ?
…というより…
顔を上げて鏡に映る唇を見る。
…どうして流可は…
キスなんてしたんだろ…
…あと私はなぜ思わず引っ叩いてしまったのか…
ただ走り去っただけだったら
もう少し気が楽なものを…
…いや、やっぱりそんなこともないか…
私は鏡から顔を背けて鞄を持ち、
いつもの時間に家を出た。