だからそっちの"好き"じゃない！

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「…バカじゃね？」

「…うるさいよ」

授業中、陵君に教えてもらって必死に解いている私。

…に対して。

「…こんなにバカになってるとはな。
前も思ったけど」

「……ほんっと静かにしてくれるかな？」

…うるっさいうるっさい陵君。

「ってかさ、流可に教えてもらわなかったのかよ？」

ピクッ…

「…教えて…もらったけど…」

「…あいつ頭悪りぃの？」

「ち、違いますっ！
学年一位ですっ！」

「…へー」

陵君はつまらなそうな顔をしてそっぽを向く。

「…好き？あいつのこと」

「…うん」

陵君はため息をついて髪をくしゃっとする。

「…やっぱりなー…」

「…え？」

「…別に」