だからそっちの"好き"じゃない!
流可side

「…流可、大丈夫か?」

学校に着くなり机に突っ伏した俺を

心配して秋が声をかけてくる。

「…秋ー…」

「ど、どうした?」

「…お前はさ、合コンってどう思う?」

「…え?」

いきなりの俺の言葉に

混乱している秋を放ってぼーっとする。

「…ダメだよなぁ…」

「お、おう…」

「他の男とさ、しかも知らない奴。
二人で喋ったりするんだろ?」

「…あ、ああ〜」

秋が納得したような声を出して

小さく頷く。

「…優奈ちゃん?」

「…ああ」

そう返事を返してまたずーんと沈む。
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