だからそっちの"好き"じゃない!
そう言って微笑むと
流可も優しく微笑み返してくれる。
「いーえ。
味いっぱいあるみたいだけど、決めてる?」
「えーとね、チョコもいいと思うんだけどやっぱり定番のカスタードも…う〜、迷うっ!」
「じゃあ半分こするか」
「いいの!?ありがと〜!」
そう言っている私の隣で舞と秋君が
「…なにあの変わりよう」
「ほんと優奈ちゃんにだけだね」
という会話をしているのには気付かずに
二人で話す。
「あ、シュークリームを食べた記念日として印つけよっ」
そう言って鞄からスケジュール帳を
出して書き込む。
「……優奈、そのスケジュール帳…変えた?」
そう言われてドキッとすると同時に
舞からの視線を感じる。
…隠された…んだよね…
でもあれ、流可からのプレゼント…
私は迷った末に、
流可の方を見て
下手な愛想笑いを浮かべた。
「……ううんっ、二つ持ちにしたのっ」
「…へぇ」
「うんっ。…よし、書き込み完了っ」
私はそう言ってペンを仕舞い、
気まずい思いを隠すように
ペラペラと喋った。
流可も優しく微笑み返してくれる。
「いーえ。
味いっぱいあるみたいだけど、決めてる?」
「えーとね、チョコもいいと思うんだけどやっぱり定番のカスタードも…う〜、迷うっ!」
「じゃあ半分こするか」
「いいの!?ありがと〜!」
そう言っている私の隣で舞と秋君が
「…なにあの変わりよう」
「ほんと優奈ちゃんにだけだね」
という会話をしているのには気付かずに
二人で話す。
「あ、シュークリームを食べた記念日として印つけよっ」
そう言って鞄からスケジュール帳を
出して書き込む。
「……優奈、そのスケジュール帳…変えた?」
そう言われてドキッとすると同時に
舞からの視線を感じる。
…隠された…んだよね…
でもあれ、流可からのプレゼント…
私は迷った末に、
流可の方を見て
下手な愛想笑いを浮かべた。
「……ううんっ、二つ持ちにしたのっ」
「…へぇ」
「うんっ。…よし、書き込み完了っ」
私はそう言ってペンを仕舞い、
気まずい思いを隠すように
ペラペラと喋った。