だからそっちの"好き"じゃない!
放課後

「優奈…」

「今行くね」

そう返事をして流可のもとに駆け寄る。

…と

「…え?」

なぜか流可の隣には桐生さん。

しかもまた腕を絡ませて…

「…あ…の…「神城さ〜ん、今日シュークリーム食べに行くんでしょ〜?」

え、なんで知って…

「それで〜、私も一緒にいい?」

…へ?

「あの、どういう…「だからね、東城君と一緒にいたいの」

はあ…

「だから、ね?いいよね?」

私は桐生さんの話を聞いてから

チラッと流可を見る。

…あ、嫌そう。

私は即座に桐生さんに向き直ると

口を開いた。
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