だからそっちの"好き"じゃない!
ドガっ…!!!!!

私を抱えていた人を思いっきり殴り飛ばした。

「ってぇ!!なにすんだよ!」

「……あ?」

流可はその人をギンっと睨みつける。

「な、なんだよ、誰…「…るっせんだよ。ちょっとはその口閉じらんねぇの?」

いつもの口調とは全く違う、

低くてドスの利いた声。

驚いている私の前で、

流可はその人をガッと蹴り上げた。

「ひっ…「…てめぇ今なにしようとした」

そう言ってその人の胸倉を掴みあげる。

「べ、別になにも…「…あ?別にじゃねぇだろ。優奈に…優奈に無理やり手ェ出そうとしただろうが…!!」

そう言ってまたその人を殴る流可。

「ま、待てよ!俺は頼まれたんだよ…!」

「…誰にだ。さっさと言わねぇと殺す」

「ひっ…そ、そこに隠れてる女…」

そう言って教卓の方を指差す。

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