【彼氏、捨ててやります】


「余計なことはしないからさ、ちょっとだけ俺にも手伝わせて」


帰り際、そう言った先輩。

「……?」

なんのことかわからず首を傾げていると、

「大丈夫。それじゃあ、ゆっくり休んで‼︎」


と、颯爽と帰って行ってしまった。








______それから、熱が下がったのは三日後だった。



「おはよ、杏奈ちゃん大丈夫?」



「浅間くん‼︎おはよ」


久しぶりに学校にいくと、いろんな人が心配してくれていた。


多分、いおと私が喧嘩してることを知ってるから…余計に。


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