俺様な君を振り向かせてみせます!
もう入学式から寝坊して、自転車とぶつかって転ぶなんてついてなさすぎるよ…。


そもそもちゃんとアラームをセットしていればこんなことにはならなかったんだけど。




「大丈夫?怪我してない?」



「えっ」



そう声をかけてきたのは…見るからにイケメンで漫画の世界から飛び出してきたのかってぐらいだった。



思わず数秒見とれてしまっていた。




「もしかして西華高校の人?」




「あっ、はい」



「俺も西華高校なんだ。でも入学式早々から遅刻しそうでね」



えっ、もしかしてこのイケメン君も私と同じ境遇なの?









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