私の悩み…
私の家



私はの名前は…

九条 奏(クジョウカナデ)

今年の春!
晴れて高校へ無事進学を果たしたピチピチの高校1年生。



私の家は昔ながら陰陽道を営んでる…


見た目は旧家と変わりない…


でも敷居を跨ぐと…



あちらこちらに御札が貼られており祖父に訊くと封印の御札だと言う…


そんな物騒なモノを家のあちらこちらに置いて欲しく無い…


私はこの家が大嫌いだった。



祖父も父も陰陽師をやってる…


一種の宗教的な事だと思う…


私は全くと言って興味が無いので兄や姉が祖父や父の跡を継げばいいや!と思ってるから。


うちの家は周りからは呪われ館と呼ばれてて私はそこに住む魔女なんだって…


馬鹿げた話でしょ…


私は普通の人間でごく普通の一般高校生に過ぎないのに…



うちの家がこんなだから幼稚園の時から苛められてた私…


でも…


一つだけ人と違うのは…


見えるんです…



観たく無くても見えてしまうんです…





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