私の悩み…
【人間の娘。私に何の様だ?】
現われるなり私にそう言った。
【朱雀。お前は儀式を観て奏を後継者と認めたんでは無いのか?人間の娘と呼ぶのは一体どう言う事だ?】
私は父の方を振り向いた。
父では無く白虎が現われてたから…
【白虎…。】
朱雀と呼ばれる私の前に居る人が白虎に向かって名前を呼んだ。
【朱雀聖君。お前は今、奏の事を何と呼んだ?】
白虎は黄色い目を光らせ朱雀に言い放った。
【済まない…。人間を嫌いだと白虎お前なら解ってくれると思ってた…】
朱雀は人間嫌いだと言い放った。
私が恐る恐る朱雀に孔雀玉の事を聞いた
すると朱雀は…
【お前が何故?孔雀玉の事を知ってる?もしかして…
古文書を引っ張りだし読んだのか?】
朱雀は驚いた顔をし私に言った。
私は古文書を読み九条家には三つの家宝では無く四つの家宝があると言う事を知り。そして朱雀の孔雀玉だけが無くなってると言う事を知りそれを捜したいと言い朱雀ならある程度の場所は解る筈なんでヒントを貰う為にここに来て貰ったと朱雀の目を見て私が説明した。
【孔雀玉を捜すと言うのか?】
朱雀は目を見開き言った。