私の悩み…



私は必死に白虎に頼んだ。


朱雀の孔雀玉を元の玉に戻す為に…

そして朱雀にその孔雀玉を返してあげたくて…



私の心を読んだ白虎は復活式に血を提供すると言って約束をしてくれた。



朱雀は驚いた顔のまま一言も言葉を発する事なく私と白虎の姿を観ていた。




そして白虎は朱雀に孔雀玉の破片を出す様にいい朱雀が手の平を出し梵語であろう…
呪文を唱えると手の平から孔雀玉の破片がでてきた。


白虎も梵語であろう言葉を唱え始め陣の中心に朱雀が破片を置きそして朱雀も白虎と同じ言葉を唱え始めた。



朱い光と黄の光が陣の中から光だし…

白虎が私に陣の中に入る様にいい3人で陣の中に入った。

私の足元から藤色の光が差して来た。


朱雀が神の真ん中に置いた孔雀玉の破片を私の両手の平に乗せその上から朱雀と白虎の手を重ねた瞬間!?

鋭い痛みが走り手を観ると3人の手から血が流れ出てた。



白虎と朱雀は呪文を唱え続け私の両手に血が溢れでて下にポタポタ落ち陣が紅く染まって行く…


私はポタポタ落ちる血と自分の手に溢れる血を交互に観て…そして白虎と朱雀の顔を観た。


孔雀玉が真っ赤に染まった時…





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