私の悩み…
そして…
手の平の上には復活した孔雀玉が輝いていた。
綺麗な薄い黄緑色をした光沢のある光を出した玉。
【奏。有り難う。私の玉が復活したのはとても嬉しい。】
朱雀にお礼を言われた私は少し照れた。
【この玉は継承者である貴女に預けます四つの家宝揃う時、四神降臨し契約を交わした後、繁栄が訪れる。】
朱雀が古文書の内容を言った。
【いつでも家宝を出し私達を呼び出しても構わない…力を貸す】
朱雀は笑顔で私に答えてくれた。
これは白虎のお陰だね!!
私が白虎の顔を観て言うと…
【私は何もしてない全てお前がやった事で私はお前に頼まれたから手伝ったまでだ…】
白虎が言った。
素直じゃないんだから…
私がそう思ったら…
朱雀が手を口に当てクスクスと笑い出した。
そう…
朱雀とも血の儀式でシンクロしてしまってるから私の強い想いや気持ちが伝わるんだ…
朱雀に伝わってるんだから勿論!白虎にも伝わってる筈なんだけど…
白虎は知らん顔をしてる…
本当に素直じゃないんだから…
私は大きな大きな溜め息を一つ吐いた。