私の悩み…



私が朱雀に言うと…



【解った。奏の想いを尊重しよう…】


朱雀は私の想いを解ってくれた。



私は朱雀から預かった孔雀玉を手で擦りながら朱雀に有り難う…
とお礼を言った。



朱雀は【また…。】と言い消えた。



残された私と父…


元々、二人で捜し物や調べ物をしてたんだから当たり前なんだけど…


【私もそろそろ意識下に戻る。お前が私を求めれば呼び出さ無くてもいつでも現れるから…】


白虎はそういい…

眼を伏せた。




「奏…。お前と言う奴は本当に…。」


父が白虎と交代して私の前に現れた。



父は本当に驚いた様な…

そして複雑な顔をしていた。



私は父に家宝もこれで無事四つに成ったので古文書通り【幸せと繁栄を手に入れる!】と右手を握り高々く上げ笑顔で父に言った。



「お前にはやっぱり負けるよ…」


父は笑った。




さぁ~!!

後は地神の翡翠を捜しそして白虎に水晶玉の中に念を入れて貰い地神に交渉してもらうだけだ!!



私の気合いは十分に入った。



頑張らねば!!


儀式をする為に手を貸してくれたみんなや白虎、朱雀、玄武青龍に悪いよ…




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