私の悩み…
父の方を観ると前を向き運転する父が私の方を向いた。
【私はそんなに性格が悪い我儘神では無い!皆が私の事を偏屈者だ!頑固な変な男だ!と言うからそれが代々伝わってるだけの話しだ!】
赤信号で止まった車内で白虎は黄色い眼をし私に言った。
ふぅ~ん…
私が返事をすると…
【何だ?お前のその返事の仕方は?】
私の返事が気に障ったのか?
白虎は不機嫌な低い声を発した。
信号が青に変わり車を発進させる父の身体を借りた白虎。
運転する車内の中は静まり返ってしまってて何を話せばいいのか?
解らない…
【お前は地神の翡翠を捜す事だけを考えてればいい…。後は私が全てを解決させてやる。お前は翡翠を見付ける事だけを考えろ】
白虎は車の運転操作をしながら前を向き私に話した。
【あちらに着いたら一旦、結界を解く。そして翡翠を捜す時にもう一度、結界を張って翡翠を捜しに行く。玻璃の方はお前の父が手配したので旅館の方へ着く様に成ってる。玻璃が来たら結界の中で印を結びお前と私の念を込める様にする。よいな?】
白虎の言う通りに私はすればいいので解ったといい頷いた。