私の悩み…
温泉旅館に着くと白虎は一旦、結界を解いた。
そして旅館の中に入る前に父と交代し父が顔を出した。
「奏。中に入るよ」
父は私にそう言い先を歩きだした。
父の後を追って旅館の中に入ると女将が出迎えてくれまた大女将の部屋へ案内してくれた。
大女将の部屋へ歩く廊下で…
【ようやく戻って来たか?儂はお前との約束を守りこの旅館に何もしてない。他のモノ共にも嫌がらせをしない様に言った。お前は儂の約束を守ってくれるんだな?】
頭の中で地神の声が聞こえ私が返事をした。
翡翠玉の場所が解り捜しに行く事を…
「私も一緒に捜しに行きます。そして水晶玉の方は大女将との話を聞けば解るので地神一緒に話を聞いてて下さい。」
父も歩きながら地神に話をしてた。
【解った。儂も一緒にお前達の話を聞けばいいのだな?】
地神にそうです。と私が答えると地神は先に部屋へ行ってしまった。
女将に部屋に通され入ると大女将が父と私に頭を下げた。
〔九条さん。お待ちしておりました。お帰りに成られてた間こちらは何も起こらず九条さんが言った通りでした。それで玉の方は?〕
大女将が言った。