私の悩み…
私の心が耐えられずそして白虎のあんな顔を観たく無くて泣く事しか出来無かった私…
本当に情けない…
自分で思ってしまった。
私は涙を拭き白虎に何もないといい…
目に砂埃が入って痛かったので涙が出たと嘘をついた。
【奏?私に見せて観ろ?】
そう言って心配そうな顔をして近付く白虎を私は手で制止し大丈夫だと言い鞄からハンカチを出し涙を…
溢れて来る涙をハンカチで押さえ声を殺して泣いた。
白虎が優しく抱き締めてくれてビックリして直ぐに泣きやんだ私はハンカチを目元から離し白虎を観ると…
【お前は私との約束をまだ想い出せずにいるのか…。お前はいつに成ったら私の事を想い出し私との約束を私の願いを叶えてくれるのだ?】
白虎は私の髪をすくいあげ自分の鼻に私の髪を当て哀しい目を私に向け言った。
白虎との約束?
この私が?
全く意味が解らないまま私は白虎の胸の中に腕の中で抱き締められたまま…
頭の中に霧の様な?靄の様な物が掛かってるのに私は気が付いた。
何なんだろう?
この霧の様な?靄の様な物?
今さっきから…
ここの敷居を跨いだ時からだった…