私の悩み…
鎧は私に何も言わなかった…
いや…
言えないんだ…
私は過去の【奏】じゃない…
今、現在を生きる鎧と共に生きてる九条奏なのだから…
過去の奏とは違う…
過去にどんな別れ方をしたのか?
私は鎧から聞いて無いから知らない…
でも鎧を観てれば何となく…
それが解った。
時空を…
時を超え様として…
【奏】の精神や心そして肉体までもが壊れ時空の狭間に置き去りに成り死んでしまったんだと思う…
鎧は何も言わない…
でもそれをなんとなく解ってしまう私も本当は怖い…
そして辛い…
でも鎧を想う気持ちは誰にも負けない!
そう…
過去の【奏】と言う人達にも…
過去の【奏】は私に願いを託し逝ってしまったんだから…
私がその意志を継ぐ訳では無いけど…
私は自分の可能性に賭けてみたく成った
危ない橋を渡ると言う事も解ってた。
承知の上で鎧と二人で乗り越えてみたかった。
いや…
乗り越えてみせたかった。
鎧の言う時空の世界を観てみたかった。
そして鎧と二人でその時空で二人仲良く暮らしたい…
それが私の願い…