私の悩み…
だから二十歳で乙女を無くすより早く無くして正解だったのかも知れない。
早く鎧と契約を結び身体を交わらせた事によって鎧と過去の【奏】の想い願いに辿り着き今、時空を超えて鎧の元へ行こうとしてる。
もしこれが二十歳だったら私は覚醒し鎧と契約を躱し子を生む約束をし【願い】に気づいたとしても叶えてあげる事は不可能に近い状態になる…
ならば今、現在私の歳は16歳。
完全に覚醒するまでに後4年はある。
その間に私が完全な覚醒を遂げれば私は鎧と一緒の世界に行ける。
この身が滅びたとしても…
精神世界…
時の中で鎧と二人だけで誰にも邪魔される事なく一緒に暮らせる…
私の意志は堅くそして揺るぎない物に成った。
過去の【奏】達が出来無かった事を…
そして鎧が一番、想ってる【願い】を私が叶える!!
私の意気込みは半端じゃ無かった。
学校から帰ると直ぐに廟に入り父の中に居る【鎧】を呼び出し精神統一から始め鎧に色んな梵語の呪文を教わりそして修行と言う名の特訓を鎧から施されそれに耐えた。
さすがに学校と廟の中での生活は正直、応えた…
高校生らしい生活もせずに…