私の悩み…
私の苦悩の日々はいつしか楽しみに変わっていった。
休みの日は一日中、廟の中に鎧と二人っきりで私の成果を観てくれる鎧。
時にいけない事もしてしまう鎧だけど…
でも私は確実に能力を高め実力を付けて来てた。
この頃から学校で私が魔女だとか…
近づくと呪い殺されるとかと言う噂が広まった。
広まるのも無理は無いんだけど…
鎧が私と一緒に高校へ通ってるからなんだよ…
鎧は私の後ろにべったりくっつき観える子にははっきり白虎だと解るから…
それに私に近づいて来る男の子に悪戯をしたり…
鎧には本当に困ってた…
【奏に悪い虫が付いたらいけないから学校と言う所へ一緒に通う。】
そう言い出した。
一度、言い出すと人の事を聞かない鎧…
だから最近は家でも学校でも一緒に居て私は鎧に24時間、監視されてる感じに成った。
寝る時も父の身体を借り私の部屋へ忍び込んで来ては私を抱く…
声が漏れない様に我慢するのが大変なのに鎧はその姿を観てまたいけずを私にしてくる…
【奏…。可愛い!】
こんな事を私に言ってね…
私の苦悩の日々はまだまだ続いた。