私の悩み…
私は…
私は一体なに?
何の為にこの世に生まれて来たの?
色んなモノを鎮める為に浄化する為に私は生まれて来たの?
私は自分の人生を一生モノの為だけに生きて行かなきゃいけないの?
私は普通に高校生をエンジョイしたい!
その願いも…
そんな願いを持つのもダメなの?
私は父の運転する隣りの助手席に座り…
ひたすら考えた。
『奏?着いたよ?降りなさい。』
父の声で我に返った私だった。
いつの間にか?宿に着いてた。
私は車から降り社があった方へ歩いて行くと父に呼び止められた。
『奏。今は行っちゃいけない…』
?????
首を傾げると…
『良く廻りをみろ』
…………………。
確かに…
父の言う通りだった
廻りを見渡し…
浮遊したモノ達が社へ向かってる…
きっと…
地神が呼んでるんだ
と言うより…
引き寄せられてる…
と言った方が早い様な気がする…
『今回は難儀な事に成りそうだな…』
父が言った。