私の悩み…
嫌とは言ってられない…
みんなを助ける為にも…
私は兄にかけられら術を先に解く事にした。
陣の中に兄と姉を入れ四方に四神を立たせそして私も陣の真ん中で両サイドに兄と姉を立たせ手を繋ぎ瞼を伏せた。
頭の中に呪文が浮かぶ…
観た事もない文字がズラッと私の頭の中に並びそして声に出し言葉にして口から出て来た。
鎧や父が言う梵語…
耳にする事はあっても私は梵語の読み方なんて知らないのに勝手に口から音を発し言葉に成って出て来る。
体内が熱くなり…
瞼を開くと…
私の身体から藤色の煙があがり…
四神の身体からも白虎は黄色、青龍は水色、玄武は白色、朱雀は朱色の煙を発して光が輝きを増してた。
兄を観ると兄は白い煙を身に纏い…
姉は朱の煙を身に纏ってた。
父を観ると父はやっぱり黄色い煙を身に纏っていた。
私はまた瞼を伏せ精神を統一すると…
鎧、鷯、慂、鰓の四神が呪文を唱え始めた。
少しすると兄が苦しみだし姉は泣き出した。
瞼を開くと…
!!!!!!!!
兄や姉の身体から黒い煙が出て来て白の煙と朱の煙が無くなっていた。