私の悩み…
相手が地神だから…
神を相手にする…
それは容易ではない
神と崇められ私達人間の愚かな考えや欲の為に利用され人間の勝手で社を潰されてしまった神はもはや神の領域では無く悪そのモノの根源に成り果ててしまってるから…
だから父や祖父の言う難儀な事…
と言うのはこう言う事に良く使われる。
私も自然に一緒に居ると解る様に成って来てたから…
こんな話を平気で私の前で話す父と祖父
私に早く一人前に成れと言ってるのか?
もしくは…
考えるのは止めよう
私は父の方へ向かって歩き出した。
父と二人で祖父が待つあの温泉宿の大女将の部屋へ行く。
父は祖父と大女将に対し聞いて来た話をした。
大女将は泣き崩れ…
これから先どうすればいいのか?
どうすれば赦して貰えるのか?
父と祖父に涙ながに訴えてた。
父と祖父は…
【今までの行いを地神に謝り赦しをこう事…。そして壊した社を元に戻すと言う事を地神に話して下さい。】
と祖父が説明をした
『ここに居てる奏が身代わりに成り地神を奏の中に取り込みます。その時にちゃんと非を認め罪を認め地神に赦しを得て下さい。』
と父が付け足した。