私の悩み…
だから私は自分の事を…
『破壊兵器』
と呼ぶんだ…
【地球が壊れる…】
こんな事を言われて能力をフルに使える訳なんか無かったしもちろん使いたく無かった…
使ってしまえば私は本当に破壊兵器と化し自分の意志とは違う事をすると言われた…
ただ…
与えられた命令だけを忠実に守るだけに成ってしまうのだと言われた…
だからみんな覚醒した【奏】を欲しがるんだ…
自分達の想い通りに操る為に…
自分達の欲望のままに…
権力が欲しい為に…
過去の【奏】も破壊兵器にされた人もいた…
それが嫌で死ぬのを解ってて鎧達の世界へ行く人もいた…
【奏】の存在って一体なに?
覚醒してからの私は過去の記憶が完璧に戻りそして悲しい過去を観る事と成ってしまった。
殆どの【奏】は鎧達の世界を夢見…
そして…
亡くなってる…
ここ六百年程前の記憶では破壊兵器にされ結局、結末は人々から【怖い】と恐れられ殺されてしまってる…
全ての記述が遺ってしまってる状態なので九条家の名前はその業界では有名に成ってるみたいな感じだった。