私の悩み…
私の創りだした父…
そして魔物…
私は父を浄化する為に呪文を唱え始めた
「奏!私をどうするつもりなんだ?お前は私を消し去るつもりなのか?」
父の問い掛けに…
心が痛く成った。
そして…
例え魔物であっても姿は父…
私は父に向かって謝りそして呪文を発し父を浄化した。
【奏!ボーッとしてないで精神を統一して我等と気を合わせろ!早く!!】
鰓の怒鳴る様な声に私は我に戻りそして神経を集中した。
時既に遅し…
こう言う事を言うんだろう…
陣は裂け始めピシッピシッと言う音を立て始め隅の方からカケラが落ち始めた。
壊れて行く陣を観ながら私は愕然とした
鎧達の居る場所へもう行けない…
愕然とする私に…
【奏!諦めるな!諦めないで最善を尽くせ!まだ間に合う筈!だちゃんと集中し気を統一し我等と気を合わせろ!!】
鎧は必死に叫んだ。
そうだ…
諦めない…
諦めちゃいけない!
私は気を集中させる為に必死に成った。
精神を統一させ四神達の気を見付け同調させ気を安定させると陣の揺れは治まり亀裂も止まった。
でもカケラはポロポロとまだ落ちてた…