私の悩み…
地神との交信は直ぐに出来た。
地神も祖父の話を聞いてたみたいで約束の話をする前に私と約束すると言ってくれそして私との約束を守ってくれれば玉を捜す事を約束しそして地神に玉とお経が戻ったとしても悪さはしないと約束をした。
その事を父と祖父に伝えると…
「奏が地神を信じる様に一度、信じてみてはいかがですか?お父さん…。」
と父が祖父に言った
『そうじゃな…。地神が奏を真の後継者だと言う事を少なからず認めたのであれば私達も信じてみる価値はあるかな?でもその約束を破った時点で地神をこの世からあの世へ誘う。いいな?』
祖父は真剣な顔で…そして真剣な目付きで私に向かって言った。
私は地神に今の言葉を聞いたか?尋ねそして私が儀式に入ってる間この温泉旅館を頼んだ。
【宜しく頼む…。】
地神は私に礼とも取れる言葉を発した。
本来、神のくらいのモノが私達に礼や頼み事はしない…
人間の私達の方が逆に奉られてる神や動物達そして人物にお願いをする物なのに地神にとって玉と経がいかに大切な物なのか?と言う事が解る…
私達は大女将、女将に一度、帰る事を伝えその間、悪い事が無いと伝えまた来ると言い温泉旅館を後にした。