私の悩み…
【あぁそうだ。契約は交わされた。お前達もこの奏の言う事に必ず応える様にしてくれ】
父の中から聞こえる声に私が父の顔を観ると父では無く白虎が私の上に覆い被さり廻りの人達に答えてた。
綺麗な顔の…
そして目が黄色い…
【お前に力を貸す替わりにお前は今日から私のモノだから覚えておく様に…】
私は白虎にそう言われた。
廻りの人達が一人…また一人と消えて行き最後に青龍、朱雀玄武だけが残った。
父の中に入った白虎は出て来る気配は無かった。
そして…
【白虎はお前が気に入ったみたいだな…私達は白虎には逆らえない。白虎がお前を継承者だと認めた以上、私達もお前に力を貸しそして助ける。他の神々達も同様だからな…】
青龍に言われ…
そして青龍も朱雀も玄武も姿を消した…
「奏?大丈夫か?」
父が私に声を掛けて来た。
白虎では無く父に戻ってた。
父は私の上からまだ退く気配が無かった
私は父に重たいから速く退いて欲しいと言うと…
「奏…。まだ一番最後の儀式が終わってない…。」
父に言われ首を傾げる私に父は…
「白虎との契りだ」
そう言われた…