私の悩み…
白虎が私を離そうとせず…
白虎は私の中にずっといた。
父の身体を借りそして姿は白虎の姿なのに父に抱かれ襲われてる私はもう何もかもが真っ白に成り地神との約束さえも忘れてしまってた。
どのくらいの時間を白虎と過ごしたのか解らなかったけど思考回路が動きだし私は白虎に抱かれながら地神の話をしそして白虎に助けて欲しいと…
【地神の玉の事を言ってるのか?】
白虎は動きを止め私の顔を覗き込んだ。
私が頷くと…
【私に地神の玉を捜せと言う事か?】
繋がったまま白虎は身体を上げそして私を見下ろし…
【あの宿の貸切りが出来る温泉の源泉口に翡翠はある。そして玻璃の方は…】
白虎の言葉が止まってしまった。
私が『白虎?』と名前を呼ぶと…
【済まぬ…。】
そう言って覆い被さり私の耳ともで…
【もうこの世に玻璃は存在せぬ…】
白虎はそう言った。
私は白虎にどうすればいいのか?
尋ねた。
【地神との交渉は私がしょう…。お前はこの九条の当主として…。そして継承者として地神と話すがいい…。翡翠を捜しそしてその時に私が地神と話をする。】
白虎は私に約束をした。