私の悩み…
父に言えば父は必ず後悔するに違いない
例え白虎であっても父本人の身体で私を抱き貫いた事…
そして…
私の初めての男が自分だなんて…
私はこの時、白虎が言ってた…
【父もまたお前を女として観てた。抱きたいと願ってた。】
と言う言葉をすっかり忘れていた。
そして…
【父と私は全てシンクロしている。共有している。】
と言った言葉も…
父は白虎が私に何をしたのか?
何を話したのか?全て知ってて私に聞いてたと言う事を…
そして淫らなに成った快楽を知ってしまった私を…
私は何も言わず父の服を拾いそして父に差し出した。
父の左胸には白虎の印が刻印され痣の様に見えた。
父は私から服を取ると服を着て私を抱き締めた。
「奏…。私が必ずお前を守る!」
父なのに…
白虎に言われてる感覚に成った。
私は変に成ってた。
白虎は四神の一人。私とは次元の違う場所で存在してる。
私とは次元の狭間でしか逢えない…
嫌いな筈なのに…
なのに…
私は白虎の事を気にしてる…
父に抱き締められてるのに白虎に抱き締められてる錯覚を覚えていた。