私の悩み…
儀式は終わり私達が廊を出ると外で祖父達が待ってた。
『奏様。儀式の方は終了されたみたいですね。丸三日。廊から出て来られ無かったので一体どうした事か?と正直、心配しました。』
と祖父は私に敬語を使いそして頭を下げた。
私は祖父にいつもの様に奏でいい!
と答え敬語も嫌だ!と言うと…
『そう言う訳には参りません…。』
祖父は父を観て言った。
祖父は父の中に白虎が居る事を感じ取ってるんだ…
私は父にいつも通りにしたいから敬語とかいいよね?
と敢えて尋ねた。
「奏がそう言うのであればみんないつも通りでいいんじゃ無いかな?」
父が答えた。
私は祖父に父もいいんじゃ無いか?って言ってるからいつも通りにして欲しいと頼んだ。
私は確かに儀式を済ませ後継者に成り白虎と交わり力を獲る事が出来た。
でも私は私…
今までと何ら変わりない奏で居たい。
例え後継者で位が上位に成ったとしても家族は家族だから…
父の中に居る白虎も解ってくれると思うから…
私はみんなにいつもの通りにして欲しいと頼みそして丸三日間も私は白虎に抱かれてたんだと改めて驚いた。