私の悩み…
父は私を離すと…
「明日、廊の奥にある部屋を開放する。そしてその中に水晶のヒンとが隠されてる可能性がある。それを明日、一日で調べるから今日はもう早く寝なさい。色々あって奏は疲れただろう…。」
父に言われた。
私がお父さんはまだ寝ないの?と尋ねると父は調べ物があるから…
と言った。
私が手伝う!
と父に言うと父は奏は今日一日で色んな体験をしたんだから寝なさい。とまた言われてしまった。
食い下がらない私を父は…
「解った。でも大丈夫なのか?奏は疲れて無いのか?」
と父は優しい目と優しい声で私に言った
私はその顔を観て声を聞きドキッとしてしまった…
私は父から離れたく無かった。
どうしてか?
それは…
私は父を…
そして父の中に居る白虎を愛してしまったから…
気付いてしまった…
自分の本当の気持ちに…
そして父と白虎に対して感じてしまった想いを…
父や白虎には言えない私の気持ち…
私の心の中はきっと白虎や父に伝わってる筈…
私は心の中で呟いてると…
「奏…。私も白虎もお前の事を愛してるよ。」
父はそういい私の頭を撫でた。