私の悩み…
父もさすがに家宝の場所は知ってた。
「奏…。この九条の家宝は元々、四神の力の源だと思うよ。そして四神に家宝を返し契約を交わした時、四神は家に居座り繁栄をもたらすと言う解釈でいいと思うんだがな…。」
父はそう言った。
四神の力の源である大切な物が…
何故?ウチに存在してるのか?
何故?ウチの家宝なのか?
全くと言って意味が解らない…
私は白虎に聞く方が早いと思い白虎を呼び出そうとしたら…
「奏?白虎は現れないよ。私に全てを任せてくれてるみたいだからね。」
父は私にそういい白虎からの伝言を私に伝えた。
父は私に家宝の一つ孔雀玉を捜すと言い出した。
四つを揃えると東西南北の四神の力の源を返せると言う父に私は捜すのに朱雀の分身とも言える汀姉を呼ばないと無理だと言うと父は姉を呼ぶ必要は無いと言った。
私が朱雀と話をすれば言いと…
父は言った。
仕方が無いので私は部屋から出て朱雀を呼ぶ為に陣の中に入り頭の中に浮かんで来た言葉を声に出し発すると…
陣の廻りに朱い光が現われそして霧の様な靄が発生し風が吹いた時、朱い靄の中から朱雀だと思われる人が現われた。