イジワルな君に恋しました。




「戻ろうか。
あ、でも1つ忠告しとね」



私の手を引きグランドに向かって歩いてる先輩が、立ち止まって振り返る。


何だろう?



先輩の言葉に不思議に思いながら、忠告とゆうものを待つ。





「必要最低限、元カレには関わらないこと!
もしいい雰囲気とかになったりしたら……俺、元カレに何するか分かんないよ?」



「なりませんよ!何言ってるんですか」




大希くんには嫌われてるし、ありえないよ。


先輩はいきなり何を言い出すんだか。





「陽菜をめちゃくちゃにしたくなるから、俺が不安になるようなことはやめてね?」



「ないですから」



先輩は本当に心配症だな。

大丈夫なのに。





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