イジワルな君に恋しました。
何でこんなことになってるんだろう……。
「じゃあ2週間後の文化祭までに、素敵な劇をできるように頑張りましょう!」
その言葉でちょうど、6時間目の終わりのチャイムが鳴った。
私が劇なんて……。
恥ずかしくて人前に立つことすらままならないのに。
それに今の気持ちのまま、白雪姫なんて……。
「陽菜、一緒に頑張ろうな」
私の席にやって来た大希くんが笑顔で言う。
大希くんは何でこんなに変わってしまったの。
もう、何もかもが分かんないよ……。