イジワルな君に恋しました。
屋上からグランドの様子を眺める。
グランドの真ん中にはキャンプファイヤーの時にするような火がある。
そして音楽に合わせて、ダンスをしている。
笑い声がここまで届いたりする。
楽しそうだな。
1人で屋上にいることが寂しくなってくる。
「翼先輩……」
「何?」
「えっ!?」
ポツリと独り言のつもりで名前を呼んだだけなのに、なぜか返事がきて驚く。
勢いよく後ろを振り返る。
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