イジワルな君に恋しました。
目の前にキミ
「おはよ」
「おはようございます」
「行くか」
その言葉と同時に出される手。
その手を握り歩き出す。
文化祭も終わり、先輩とは元通り。
いや、以前より仲良くやっている。
大希くんとは普通に接しているし、田辺先輩は翼先輩が何かを言ってくれたらしい。
だから、もう2人の間には悩みとかもなく誰にも邪魔されずに、平和な恋ができていると思う。
毎日一緒に登校して、楽しい時間を過ごしていた。