イジワルな君に恋しました。




だけど、スース―と寝息を立てていて、寝言だと気づく。




夢の中まで私のこと考えてくれてるんだ。



嬉しい。





やっぱり私は翼先輩と離れたくないけど、翼先輩の夢を応援したい。



こんなに私のことを考えてくれてる。


だから私も一番に翼先輩の気持ちを優先して、応援したいんだ。







「好き……翼……」




初めて呼び捨てで呼んでみる。



そのままサラサラの髪に軽くキスを落とす。





目の前のこと……。


花香ちゃんが言ってたことは分からないけど、私は翼先輩のことだけを考える。





今は遠距離になることより、まず先輩が大学に合格できるように協力する。



それでいいのかな……?





< 294 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop