イジワルな君に恋しました。
次の日。
私はいつもより早く起きて、学校に行く準備をする。
そして20分くらい早く家を出た。
学校を通り過ぎて駅に向かう。
駅の中に入り改札口の前にある椅子に座る。
ボーっと前を見ていると、人がたくさん出てきた。
同じ制服の人や隣の高校の制服を着た人。
スーツを着た人とかもいる。
その中からある人を探す。
「あ、翼先輩!」
私は先輩の姿を見つけ駆け寄る。
参考書を手にしていた先輩は、それを閉じて私を見るなり目を見開く。