ひねくれ作家様の偏愛
美味しいランチを終えると、老舗デパートのスーツ売り場へ。
さすがお坊ちゃま(らしい)海東くん。
過去のスーツはすべてこちらでお仕立てだったそうな。
今日は吊るしの既製品だけど、スタイルのいい彼が着るとどんなスーツも似合った。
オシャレにうとい私には、スーツの流行の型なんかわからない。
今はスリムで丈短のスラックスが流行りだと言われても、ピンとこない。
ただ、海東くんがスーツを着こなす姿をうっとり眺めていただけ。
「さっきのと、どっちがいいと思います?」
海東くんに問われても、にまにまと頬を緩めて答えに窮してしまう。
「全部、似合ってる。かっこいいよ」
「役立たず。もとからセンスは期待してませんでしたが、アテにならなさすぎです」
悪態をつく姿すら、スーツ姿の海東くんは素敵だ。
これは、私の職場にスーツ人口が極端に少ないせいもあるかも。
いわゆる、スーツ萌えというヤツかな。
ラノベの方の担当作家が制服萌えの話を書きたいなんて言ってた時、『どうだろ、ジャンル的に古くない?それより魔法とか出してさぁ』なんて答えていた私。
ごめんなさい、今なら気持ちがよくわかります。
さすがお坊ちゃま(らしい)海東くん。
過去のスーツはすべてこちらでお仕立てだったそうな。
今日は吊るしの既製品だけど、スタイルのいい彼が着るとどんなスーツも似合った。
オシャレにうとい私には、スーツの流行の型なんかわからない。
今はスリムで丈短のスラックスが流行りだと言われても、ピンとこない。
ただ、海東くんがスーツを着こなす姿をうっとり眺めていただけ。
「さっきのと、どっちがいいと思います?」
海東くんに問われても、にまにまと頬を緩めて答えに窮してしまう。
「全部、似合ってる。かっこいいよ」
「役立たず。もとからセンスは期待してませんでしたが、アテにならなさすぎです」
悪態をつく姿すら、スーツ姿の海東くんは素敵だ。
これは、私の職場にスーツ人口が極端に少ないせいもあるかも。
いわゆる、スーツ萌えというヤツかな。
ラノベの方の担当作家が制服萌えの話を書きたいなんて言ってた時、『どうだろ、ジャンル的に古くない?それより魔法とか出してさぁ』なんて答えていた私。
ごめんなさい、今なら気持ちがよくわかります。