ひねくれ作家様の偏愛
憧れと嫌悪と執着から始まった私の恋の帰結点。
それは、彼の隣でしかないのだろう。

離れ損ねて、また執着し束縛し合う私たちは、やっぱり少し歪んでる。
でも、今の二人でいいと思えるのだから、私にも変化はあったのかもしれない。

ありのままを許せるキャパシティ。
この気持ちを信じる勇気。

この関係が共依存でも、恋でもいい。
いつか家族になるなら、それもいい。

私は海東智の最大のファンであり続け、彼の隣を独占し続ける。
彼が望むままに。

最高に我儘でひねくれた彼と、これからもずっと。






<了>







< 237 / 274 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop