ひねくれ作家様の偏愛
「飯田さんからもらってる仕事は明日締め切りでしょう?一日早いですよ」
「あー、そうですねぇ。そうそう、この前いただいたイベント分のストーリー、すごい評判よかったッス~。俺、面目躍如」
飯田は話を聞かない体で答える。
こいつが言っているのは乙女ゲームのシナリオの件だ。
「女子がキュンとくるセリフ、ホント上手くなりましたよね。これってやっぱ桜庭の効果だったりします?」
「どーーーーっでもいいでしょう」
全力でいなす俺。
大人げないかもしれないけれど、こいつに千弥さんとのことを揶揄されたくない。
お茶も出さずに、とにかく用件を言えとばかりに飯田を睨みつける。
全く意に介さない飯田は、勝手にソファにかけた。
「まあまあ、怒らずに。そんな海東センセにお仕事の依頼です」
「は?」
仕事なら定期的に文句も言わずに受けている。
今更、あらためて依頼されるような話じゃないんだが……。
「あー、そうですねぇ。そうそう、この前いただいたイベント分のストーリー、すごい評判よかったッス~。俺、面目躍如」
飯田は話を聞かない体で答える。
こいつが言っているのは乙女ゲームのシナリオの件だ。
「女子がキュンとくるセリフ、ホント上手くなりましたよね。これってやっぱ桜庭の効果だったりします?」
「どーーーーっでもいいでしょう」
全力でいなす俺。
大人げないかもしれないけれど、こいつに千弥さんとのことを揶揄されたくない。
お茶も出さずに、とにかく用件を言えとばかりに飯田を睨みつける。
全く意に介さない飯田は、勝手にソファにかけた。
「まあまあ、怒らずに。そんな海東センセにお仕事の依頼です」
「は?」
仕事なら定期的に文句も言わずに受けている。
今更、あらためて依頼されるような話じゃないんだが……。