ひねくれ作家様の偏愛
だって、毎日忙しいんだもん。
何人もの担当作家を抱え、月2~4冊は出版に向けて動く。
一応、立場はチーフなので、部下の担当作品にも目を通す。そうなると月にチェックする原稿は進行中のものも含めて10本以上。
それを上司で編集長の鈴村さんに引き継いで、次の原稿をチェックして、営業戦略を会議して、企画を決めて……。
とにかく、やることだらけの27歳女子。
『仕事頑張ってマス!』系キャリア女子じゃない。ただ、日々に追われているだけ。
昔から洒落っ気もなければ、恋愛に興味がある方でもなかったけど……、まさか仕事に振り回されてこの年まで彼氏ナシとは思わなかった。
好きな人って、そのうちできるもんだと思ってた。
結婚って、いずれ回ってくるチャンスなんだと思ってた。
甘いね、うん。甘いよ。
でも、そういうのもどうでもいいと感じてるあたり。
いわゆる、干物系という女子に分類されるのかもしれない。
何人もの担当作家を抱え、月2~4冊は出版に向けて動く。
一応、立場はチーフなので、部下の担当作品にも目を通す。そうなると月にチェックする原稿は進行中のものも含めて10本以上。
それを上司で編集長の鈴村さんに引き継いで、次の原稿をチェックして、営業戦略を会議して、企画を決めて……。
とにかく、やることだらけの27歳女子。
『仕事頑張ってマス!』系キャリア女子じゃない。ただ、日々に追われているだけ。
昔から洒落っ気もなければ、恋愛に興味がある方でもなかったけど……、まさか仕事に振り回されてこの年まで彼氏ナシとは思わなかった。
好きな人って、そのうちできるもんだと思ってた。
結婚って、いずれ回ってくるチャンスなんだと思ってた。
甘いね、うん。甘いよ。
でも、そういうのもどうでもいいと感じてるあたり。
いわゆる、干物系という女子に分類されるのかもしれない。