さよならの季節
あまりにも彼を見すぎていたからかな。
空を見上げていた彼はふとこっちに顔を向けた。
一瞬目が合ったか、合わないかのうちに、ホームに電車が入ってきて、君の注意は
そっちに向いてしまった。


君との出会いは、穏やかな春の終わりと共にやってきた。
私は、想った、夏が来ると。
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