さよならの季節
会場に着くと人がパンパンだった。

田舎のライヴハウスをこんなに埋めちゃうなんてすごいなあ。
あ、今日、毎朝会うあの人に会ったりしないかな。バンドをやっているみたいだし…。


そう想って辺りを見渡したけど、それらしい姿は見当たらなかった。


その瞬間ライトが落ち…会場が真っ暗になった。
いよいよ、始まる。
私はドキドキした。
< 7 / 14 >

この作品をシェア

pagetop