好きだよ。
好きだよ。
毎日の、ように。
遊んでいた俺。
彼女がいるのにも関わらず、毎日遊んでいた。
どうせ、また許してくれる。
もう、しょうがないな……って。
バレても、別に大丈夫。
だって、アイツは優しいから。
*
彼女から、デートの誘いが来た。
だけど、俺は女と遊ぶ為に、断った。
「な、んで……。」
「あ……。」
偶然、遊んでいる時、アイツとバッタリ会った。
「どうしたのー。」
ハデハデな、彼女とは全く違う女。
その、女を見た瞬間、目に涙を一杯にこぼれ落ちそうになるぐらいに溜めた彼女。
「っ、馬鹿っ!」
そう、パタパタと走っていった。