笑えるサンタ
何とか「人見知りしない術」を発揮しようと

僕はこの二人の会話に入る事に決めた。


聞けば、彼女は大学生時代にお小遣い稼ぎでキャバクラで働いていた事、ナンバーワンホステスとして輝かしい時代もあり

そして
直也さんはそのお客さんでたまたま行ったそうだ。


その頃ちょうど、絵本作家の夢が叶い、ホステス業はそれ以来だと言うことが
直也さんと彼女の笑い声とともに、時間を掛けて語られた。


僕はその間
すごくいい気分だった。

余りにも酔いすぎて
目の前が歪んでいるけど
彼女の魅力に僕の心は吸い寄せられて行った。



そこからの記憶は無い。

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