笑えるサンタ
気が付けば着の身着のままベッドで寝ていた。

「気が付けば」と言ったが正確には多少はその間の記憶はある。

居酒屋から、バーに移り、最後は三人だけになって、朝になりそうな時間に朝日を浴びながらタクシーで帰宅。


マンションに着いたとか部屋の鍵を開けたとかそんな記憶はどうもメモリーオーバーの為削除したらしい。


そんな訳で二日酔いです、僕。

可愛い夏美ちゃんの顔と吐き気が交差する。

残念ながら、この時は吐き気が勝ったが。


僕が「楽しい時間のツケ」を感じている間
世の中はすっかり夕方になろうとしていた。


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