# E X O

こうなったのは
30分前。


仕事終わって帰ろうとしてた。




『今日は一緒に晩ご飯食べれる!』



なんて昨日の夜から
嬉しそうにメニューを考えてくれてた
愛しの彼女に電話して。





「もしもし?仕事終わったでぇ」


『チェン〜〜、今日の晩ご飯なんでしょうか〜〜!!』





楽しそうな、いつもより少し高い声色。

聞いてる俺までくすっと笑ってまうわ。





「なんやろ、シチューとか?」


『ぶっぶー!楽しみに早く帰ってきて』


「せやな、そうするわ」






好き好き好き好き、はよ会いたい、って
思いながら電話を切って。


歩き出した時、
後ろから変な奴らに首しめられたんや。
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