# E X O
「帰って、上手い飯食うて、ワイはそれが楽しみなんや!!」
『だからなんやねん』
「お前らなんかにかまっとる暇ないんや」
『生意気な!!』
殴りかかってきたけど、
なんかさっきよりパワーがでて、
殴り返す。
ただひたすらこれを繰り返して
20分。
へんな奴らは去っていった。
「………んっ……」
立ち上がって、我に返ると
体中に痛みがはしる。
でも、それよりあいつに電話や。
「もしもし?俺やで〜、遅なったけどもうすぐ帰るからなぁ」
安心した声。
なによりや。
痛くて、熱を帯びた体をひきずって
やっと家路につく。